マストドン(Mastodon)って何?
TwitterっぽいSNS、マストドン(公式サイト)。
マストドンを一言で言えば、Twitterと2ちゃんねるのハイブリッドです。
特徴① 「インスタンス」でクラスターごとの住み分け
Twitterとの最大の違いは、ユーザーによる活動が「インスタンス」(サーバー)ごとに分けられる点。
インスタンスは、2ちゃんねるで言えば「板」、Twitterで言えば「クラスター」「界隈」みたいなものです。
アカウントはインスタンスごとに作成します。
これにより、異なるカテゴリーで「住み分け」が可能になります。
Twitterだと自分の投稿が全フォロワーに発信されちゃうので、ツイートの種類でアカウントを変える必要がありました。日常的なことは本アカウント、趣味に関することは趣味アカウント、とか。
マストドンはもとからカテゴリーごとに場所が提供されているので、ユーザーはその「村」に赴き、「村人」として投稿します。
この点は、掲示板ごとに「住人」がいる2ちゃんねると似ていますが、マストドンは完全な匿名ではないので荒らし等が発生しにくいところが強みでしょう。
インスタンスはどちらかというと閉じたコミュニティーで、Twitterのように全クラスターがごちゃまぜ状態ではありません。このシステムがいわゆる「クソリプ」防止にも役立っていると言えます。
さらに、ユーザーは自由にインスタンスをつくることができたり、異なるインスタンス間でフォローしあえたりできます。
2ちゃんねるでいえば、「掲示板を」自分で作成することができるということです。
日本のマストドンには300くらいのインスタンスがあります。
特徴② 公開タイムラインで、自分も住民も認知されやすい
もうひとつのTwitterとの大きな違いは、公開タイムライン。
フォローしなくても、そのインスタンス内の全てのトゥート(Twitterでいうツイート)を「ローカルタイムライン」で見ることができます。
Twitterですと、バズっているツイートはよく表示されますが、そうでないツイートは日の目を見ることがありません。
そのため、他のユーザーを認知する機会が少なかったり、自分も他の人に認知されない感じになりがちです。
その点、マストドンは2ちゃんねるのように、住民全員の投稿が流れているので、自分も他の人もたくさん認知される機会があるということになります。
公開タイムラインから気になるユーザーをフォローすれば、Twitterのようにフォローした人だけのタイムラインを表示することもできます。
まとめ
マストドンはTwitterと2ちゃんねるの痒いところに手が届くサービスで、非常に魅力的です。
Twitterや2ちゃんねるが好きな人であれば最高に面白いSNSなので、是非好きなインスタンスを見つけて、住民になってみてください!