「英語力とは単語力だ」といわれるほど、単語を覚えることは重要です。
だからといって、単語帳を覚えるだけで英語の勉強をした気になるのはあまりおすすめできません。
私は単語帳だけで単語力をつけようとしたが、うまくいきませんでした。
「英語力=単語力か~、じゃあ徹底的に単語を覚えよう」という考えで、文章を読むより単語帳の暗記を第一に掲げたのが失敗でした。
語彙力をつけるには2つのアプローチが必要
単語帳から語彙力をつけるアプローチも効果的だとは思いますが(私のオススメは「キクタン」シリーズ)、もうひとつのアプローチで単語を覚えていく必要があると思います。
それは、文章を読んで初めて出会った単語や、見たことあるけど自信のない単語を「My単語帳」に記録することです。
1. 市販単語帳→文章
2. 文章→my単語帳
何回も遭遇したはずなのに、「これどういう意味だったっけ?」っていう単語、ありますよね。
そういう単語もmy単語帳にして、今度こそ覚えてしまいましょう!
たくさんの単語と出会うには、とにかくたくさん文章を読む
未知の単語とたくさん出会うためには、その分多くの文章を読むことが必要です。
英字新聞とか洋書とか、海外映画に字幕をつけて観るのもおすすめです。
単語というのは、その文脈においてどんな意味か、どんなはたらきをしているかに注目して学習すると非常に効率が良いです。
例えば、likeという単語は単語帳には「①~が好きである」と「②~のような」みたいな感じで載っているかもしれませんが、それだけではいまいちピンとこないかもしれません。
文章でlikeが出てきた時に辞書を引き、いろんな語法が出ている中で「ここで使われているlikeは②の意味だな」とか考えます。
このプロセスが単語を身につける上でかなり重要なのです。
my単語帳に記録するのは、読んでいたその文章で使われている意味だけでかまいません。
英単語は大概、複数の意味を持っていてややこしいですから、とりあえず、さっきのlikeの例であれば②の「〜ような」だけ記録しておいて、
別の文章でlikeを見たときに「あれ、このlikeは『〜ような』と訳すと意味が通らないな」と思い、調べ直して「①〜が好きである」を追加すればよいのです。