電子ペーパー「フリーノ」をレビューしてみた。良い点と注意点まとめ

2020年7月末にキングジムから発売されたばかりの電子ペーパー「フリーノ」を予約購入して使ってみたので、レビューします。

※電子ペーパーなるものがあるっていうのをこの商品で初めて知りました


電子ペーパー「フリーノ」の良いところ

電子ペーパーとは、タッチペンで液晶画面に文字を書いて保存できる端末のことです。

ニンテンドーDSみたいなタッチペン入力機能に、Kindleみたいな白黒の画面出力機能を足し合わせたものです。

  • ペーパーレスなので省スペース
  • 持ち運びできる
  • バックライト(LED)搭載で暗いところでも書ける。スマホみたいにブルーライトが出るタイプの画面ではないので、夜見ても安心
  • フリーハンドで図などを用いて自由にメモできる
  • 電子データとして扱える&Wi-Fiでネットワークにつなぐことができるので、クラウドストレージにアップロードして他の端末でメモを見るなどの運用も可能

といった、紙のノートにはないメリットがあります。

メモは紙派だけど、ノートだと場所とるし、整理とかめんどくさい!」という方にはかなりオススメのグッズです。


気になった点

ただ、ちょっと気になった点もあるのでいくつか挙げます。

レスポンスがちょっと遅い

タッチペンで入力するのですが、筆跡が遅れて表示されるのが若干気になります。
紙に書くのと全く同じ書き心地ではありません。


たまに残像が残る

特殊な液晶画面だからかもしれませんが、前の画面の残像が残ったまま次の画面に遷移することがあります。

もちろん、残像込みで上書き保存されるようなことはないのですが、場合によってはかなり邪魔です。


カバーの開閉で自動的に電源がオン・オフにならない

Kindleはカバーの開閉と電源が連動していて、カバーを閉じると自動的に電源が切れてくれたのですが、フリーノにはその機能がありません。
電源のオン・オフのためにいちいち電源ボタンを押す必要があり、Kindleに慣れているとかなり手間に感じます。


色ペンは使えない

ディスプレイがフルカラー対応してないので色ペンは使えず、白黒のみとなります。
フルカラーでなくても、赤ペンが使えればもっと便利だったかも。


このようにいくつか気になる点もありますが、今のところ寝床でブルーライトを浴びずにメモできる製品は電子ペーパーしかないので、前述したようなメリットに価値を見出すことができれば、十分に良い買い物になると思います。


キングジム デジタルノート 「 フリーノ 」 FRN10 マットベージュ


キングジム 「 フリーノ 」専用カバー FRNC1 ブラウン